被災地でいま何が課題?「みんなの声」は
NEWS DIGアプリでは『いまの被災地の課題』などについて「みんなの声」を募集しました。
Q.能登半島地震から1か月いま課題だと思うのは?
「住宅や建物の修復」…16.5%
「水道や道路などのインフラ整備」…77.8%
「観光や農林水産業への影響」…0.8%
「人口流出」…3.6%
「その他・わからない」…1.4%
※2月1日午後11時19分時点
※統計学的手法に基づく世論調査ではありません

1か月が経ちました。被災した地域の課題についてお聞きしています。1日午後11時19分時点で最も多かった課題のご指摘は、「水道や道路などのインフラ整備」77.8%。まだ4万戸以上が断水している状況もご心配なんじゃないかなと思います。
この回答の中に「人口流出」3.6%とありますが、この能登の地域性としては、地震が起きる前から高齢化や人口流出が進んでいました。

輪島市の人口は1990年は4万2851人。年々減っていき、2023年時点では半分近くの2万3575人という数字なんですね。

65歳以上の方が人口で占める割合が全国3割弱(全国28・6%)ですが、能登半島の地域を見ていくと珠洲市は半分以上の51.6%、他の輪島市は46.2%、穴水町でも49.1%になっているということです。
今回わかったのは、過疎化によって災害を受けてしまった場合、孤立集落の問題、それからこれから復旧・復興していくために、住宅を含めインフラの耐震化率をどのように上げていくか。これもなかなか進まなくなってしまう問題がありますね。
小川キャスター:
私も震災発生から3日というタイミングで珠洲市に入り、取材をしましたけれども、ガスも電気も水もない。そして食事もままならないという中にあっても、声をかけると、開口一番におっしゃっていたのが、「この地域が今後なくなってしまうんじゃないかという不安があるんだ」と、そうした方もいらっしゃったんですよね。今後の復興をどう考えていけばいいのかということになってきますね。

















