生徒たちが向き合った「命を守るための学び」

1秒でも早く逃げるために生徒たちは、自身でこれまで行ってきた避難の方法を見直しました。主なものでは、靴を履き変えずに上履きのまま避難することや、人数確認の点呼は全校生徒が終わるのを待たず、学年ごとに完了次第出発することなどです。

こうした工夫で、津波の浸水想定区域の外へたどり着く時間を7分短縮して、18分にすることができました。
三沢市立第三中学校2年 田嶋彩葉さん
「命を守るための学びを続け、正しい知識と柔軟な判断力を身につけ、後輩にも家族や地域のみなさんにも伝えていきたいです」

防災について学びを深めてきた生徒たちは、その重要性にあらためて気付かされたのが元日に発生した能登半島地震でした。