「とても逃げ切れない」生徒が訴える…『津波』が見えてからじゃ遅い

海から800メートルほど離れた場所にある三沢市立第三中学校は、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震が発生した時、津波は約30分後に到達する想定です。

このとき、校舎は高さ3メートルから5メートルほど浸水すると予測されているほか、時速30キロの速さで津波が到達するとされています。この『津波の速さ』には生徒たちも驚きを隠せませんでした。

三沢市立第三中学校の生徒の発表
「津波について学んだあと、外へ出て津波の速さを体感しました。軽トラックは地上に達した津波の速さで走ります。津波が見えてから逃げる場合の再現動画を見てみましょう。ちなみに軽トラックは時速30キロメートルで走っています」

「とても逃げ切れませんね」
「この学習で学んだことは、津波が見えてからすぐ逃げるのではなく、大きな地震があったらすぐに逃げることが大切だということです」