使い道は “選挙応援” “子分に分配” “他党の議員と会食”など

藤森キャスター:
以下は、収支報告書に記載されていることでわかったものです。

自民党の主な政策活動費(2022年)
▼茂木 幹事長 9億7150万円
▼渡辺 前経理局長 1億3250万円
▼遠藤 前総務会長 7100万円
▼麻生 副総裁 6000万円
総額14億円超

野党にも同じように政策活動費があります。

立憲民主党の主な政策活動費(2022年)
▼泉 代表 5000万円
▼西村 代表代行 5000万円

日本維新の会の主な政策活動費(2022年)
▼藤田 幹事長 5057万円

国民民主党の主な政策活動費(2022年)
▼榛葉 幹事長 6600万円

これらについて、使い道を公開する義務がない。しかも原則非課税。

宮本 記者:
使い道は自由で、誰も統計を取っていないので、何に使ってるのか、本当にブラックボックスになっている。
議員、秘書、永田町の関係者などに聞くと、主に、以下の使い道があると言われています。

▼選挙応援
選挙では、自分の秘書を、お手伝いとして派遣することがある。車を出すにも、ガソリン代などお金がかかる。

▼“子分”に分配
受け取っているのは、主に党幹部。党幹部は、自分の派閥を持っているわけで、その派閥に所属する議員、つまり“子分”に分配する。お金をもらった議員は、ありがとうございます、親分に一生ついて行きます…ではないですけど、そういった形で、自分の権力を拡大するためにも使えます。

▼他党の議員と会食
党の違う議員同士は、国会ではバチバチと論戦を交わすわけですが、水面下では、こういう形でお願いします、というような形で、他の党の議員と、根回し…ではないですけど、そういった形で、会食する費用にも使える。