「政治とカネ」の問題をめぐり、注目したいのが「およそ50億円」という数字です。自民党が、党から二階元幹事長個人に寄付していた「政策活動費」というお金で、使い道の公開義務はありません。二階氏のほか、歴代の幹部らにも党から配られている巨額の金。一体、何に使われたのか。野党側は、本人たちに国会で説明するよう求めています。

総理「信頼」「信頼」「信頼」、野党「裏金」「裏金」「裏金」

岸田総理が、施政方針演説で繰り返し唱えた言葉…

岸田総理
「“信頼”回復の第一歩として…」
「“信頼”回復に向けて…」
「“信頼”回復を果たして…」
「国民の“信頼”なくして政治の安定はありません」
「その“信頼”が揺らいでいる。自民党の政策集団の政治資金の問題で」

岸田総理は演説で、▼派閥は、お金と人事から完全に決別することや、▼政治資金規正法改正などの法整備を実施することで、「政治の信頼回復に向けて、私自身が先頭に立って、これから必ず実行してまいります」と訴えました。

しかし、野党からは激しい“ヤジ”が…

岸田総理
「(去年の)所信表明で、『経済、経済、経済』と申し上げました…」

野党のヤジ
「裏金!裏金!裏金!」

岸田総理
「今年、物価高を上回る所得を実現していきます。実現しなければなりません」