「政治にカネは必要」 キーワードは”透明性”

一方で、パーティーや献金がなければ政治活動が成り立たないと話す政治家も。岐阜県の自民党・渡辺猛之参議院議員(55)です。

(渡辺猛之参議院議員)
「何らかの形で活動のための資金を集める方策は、どの議員の人にも必要だと思います。これは与野党関係なく」

国会議員の年収は、給与と手当を合わせて約4200万円。

渡辺議員の場合、ここに政党からの支給や企業献金などで年間約6200万円の政治資金を得ています。これに対し、支出は約4800万円。内訳は私設秘書5人の人件費約1900万円。事務所3か所の家賃約1000万円など。

公設秘書3人の人件費は国から出ますが、それだけでは政治活動ができないといいます。

(渡辺猛之参議院議員)
(Q.秘書3人でまかなうのは?)
「無理、絶対無理。3人だけで地元と東京をやるっていうのは絶対無理」
「まず色んな行事の案内をいただけるので、本人が出られるのは限られているのでそこに秘書さんに代わりに出てもらうとか。本人が議会活動をしているときに、地元から来た人の要望を聞いて議員に伝えたり」

渡辺議員はお金が必要な今の政治を肯定しつつ、金の流れを透明にすることが大事だと話します。

(渡辺猛之参議院議員)
「パーティーにしろ献金にしろ、一番のキーワードは”透明性”ということだと思う。この透明性をいかに確保して、すべての人にチェックをしてもらえるような態勢が作れるかどうかが今回の肝だと思っている」