ロースコアのまま、手に汗握る展開

先にペースをつかんだのは東海大大阪仰星。後半開始4分、素早い出足で大阪桐蔭のペナルティーを誘うと、この試合はじめて敵陣22メートル内の深くに攻め込みます。そしてモールを押し込んだ後、左へ大きく展開、このままトライかという場面を作ります。しかし、トライを狙ったラストパスが、スローフォワードの反則、絶好のチャンスを逃します。
直後のスクラム、今度は大阪桐蔭が自陣深くから思い切ってボールをつなぎ攻撃を仕掛けます。スクラムでプレッシャーをかけると、縦に強い選手がゲインラインを突破、FB菅原幹太選手、WTB馬場敦輝選手とつないで、リターンパスを菅原選手が受けると、最後はフォローしたSH川端隆馬選手が中央にトライ、ゴールも決めて7対0とリードします。
これで勢いに乗った大阪桐蔭、11分にはNO8大門一心選手の突破でチャンスを広げて、12分過ぎからは何度も何度も東海大大阪仰星のゴールラインに迫ります。しかし東海大大阪仰星が気迫あふれる素晴らしいディフェンスで追加点を許しません。ピンチをしのいだ東海大大阪仰星は次々と選手を入れ替えて、必死の反撃を試みます。