桐蔭学園(神奈川)の劇的優勝で終了した、第103回全国高校ラグビー大会から3週間。はやくも新シーズンに向けて熱い戦いが始まっています。近畿大会出場権を兼ね、各地で行われている新人大会もいよいよ大詰め。大阪では1月28日、Aブロック決勝で大阪桐蔭×東海大大阪仰星、全国でも上位の実力を誇る強豪校が激突しました。

両雄の激突は、試合開始から闘志とプライドがぶつかり合う激しい攻防となります。大阪桐蔭がハーフ団の正確なキックを足掛かりに、持ち前のフィジカルの強さ生かして前に出ようとすると、東海大大阪仰星は、粘り強く集まりの早いディフェンスで対抗。逆に、東海大大阪仰星が、持ち前のスキルを活かし、ボールをつなぎながらグランドを広く使って攻めようとすると、大阪桐蔭が一撃必殺のタックルと勝負所をわきまえたFW陣のディフェンスで対応。前半は互いに、大きなチャンスをつくることができず、0対0のスコアレスで終了します。