花園逃した…常翔学園が雪辱の猛攻

途中、雷雨で試合が中断

 Bブロックの決勝は、昨年、花園への出場を逃していち早く新チームのスタートを切った常翔学園が、昨年、花園初出場を果たした関大北陽と対戦。試合開始から力強く前に出て、関大北陽を圧倒します。開始3分、WTB藤間悠太選手のトライで先制すると、15分にはNO8井本章介主将がトライ。22分にも1トライを加えます。27分、関大北陽も、関大北陽らしいスピードある攻撃で7点を返して前半は21対7。

 突然の雨で、グランドコンディションが難しくなった後半、常翔学園はうまく敵陣で試合を進めながら、PGで得点を積み重ねます。試合終了間際の後半29分、関大北陽にトライを許しますが27対14。ここで雷鳴がとどろいて、試合が約20分間中断しました。それでも常翔学園の選手たちは、集中力を切らしませんでした。再開のスクラムからボールを継続すると、最後は、SO朝野楽選手の見事なキックパスに藤間選手が反応、タッチライン際を快走してフォローした井本主将がダメ押しのトライ。常翔学園が32対14で関大北陽を振り切り、Bブロック優勝を飾りました。

Aブロック決勝  大阪桐蔭 7-0 東海大大阪仰星
Bブロック決勝  常翔学園 32-14 関大北陽

 近畿大会には、大阪から決勝に進出した上記4校が出場、そのほか各府県の上位2校が出場して、2月17日(土)から大阪で開催されます。