パワハラで部活の監督を辞任。「俺みたいになるな」とスポーツ指導者に講演で語り掛けたのは、ラグビー強豪校の元監督の男性です。
いまだ暴力行為がスポーツの現場で行われる中、失敗から学んだ男性が伝えたのは、パワハラにつながる「致命的な7つの習慣」と、回避するための「身につけたい7つの習慣」です。

1月18日から2日間、鳥取県鳥取市で行われた「第58回全国高等学校体育連盟研究大会」。全国の高校スポーツの指導者が集まり、研究成果の発表を行いました。
「3年生の中心選手の練習の態度、生活の態度の悪さに、私はその選手を全員の前で怒鳴りつけ、手を出してしまったのです」
初日の講演で壇上に立ったのは、流通経済大学ラグビー部アドバイザー・松井英幸さん。
松井さんは、強豪で知られる千葉の流通経済大柏高ラグビー部の監督を30年間務めていましたが、2015年、体罰がきっかけで辞任しました。