踏みとどまる被災者の『心のサポート』を
過疎地域を襲った今回の地震。いま、課題となっているのが子どもへの医療提供です。
箱崎医師「能登の医療圏として周産期や小児の分野はなかなか困難なエリアですよね。福島だってやっぱり過疎地域の医療は難しいところがあると思います。それと一緒の状況だとは思います」

普段から医療の手の届きにくいエリアは、災害時はより困難な状況に陥ると指摘します。また、箱崎医師は、避難している人だけでなく現地に残っている人たちへのケアも重要だといいます。
箱崎医師「被災者というとなんとなく避難されている方だけのイメージがあると思うんですが、そこで現場で踏みとどまって働いていらっしゃる方も被災者ですので、どうやってその心を折れないようにサポートするか、仕事をしていただく態勢を作ることも大事なことかなと思っています」
箱崎医師は、これまで2018年の北海道胆振東部地震や19年の台風19号で対応にあたってきました。箱崎医師は、真偽不明の情報を拡散しないこと、そして差別につながるがるような言動に注意するよう伝えたいと話していました。