トラフグが湧き水と温泉水を使って育ちました。

17日から鳥取県米子市の温泉施設で陸上養殖されたトラフグ料理の提供が始まりました。

米子市淀江町にある日帰り温泉施設「淀江ゆめ温泉」。
この施設のレストランで、味わえるようになったメニューが「ゆめふく御膳」。
てっさや唐揚げなど、ふんだんにトラフグが使われています。

小林健和キャスター
「クセもなくそれでいてこのコリコリ触感。噛んでいくたびに甘みがどんどんどんどん口の中にあふれてきます。」

使われているのは、この温泉施設の隣で去年10月から育てられている「養殖トラフグ」。
養殖場には長らく閉館していた物産館の建物が活用されています。

この陸上養殖を行っている一般社団法人G・Bはこの場所ならではの地域資源に目を付け、大山山麓のミネラルたっぷりの湧き水(15℃)と、温泉水(40℃)を使って育てています。

初日にもかかわらず、お昼時には多くの客が詰め掛け、自慢のトラフグ料理に舌鼓を打ちました。

客は
「やっぱりてっさですね。薄く切ってあって歯ごたえも残してあって、とてもおいしかったです」

「大山名水とらふぐ」と名付けられた養殖トラフグ。
G.Bでは今後、年間1万匹の出荷を目標にしているということです。