能登半島地震で、避難所の巡回診療などを行っていた長野赤十字病院の救護班が県内に戻りました。
避難所の衛生管理など現状を医師に聞きました。

長野赤十字病院救護班 月岡勝晶(つきおか・かつあき)医師:
「衛生状態を維持していくのは時間が経つにつれて難しい」
長野赤十字病院の月岡勝晶医師。
災害に備えて全国の赤十字病院に設置されている救護班の一員として、1月10日から12日まで石川県七尾市で活動しました。
主な活動内容は、「避難所の巡回診療」です。

月岡勝晶医師:
「我々が訪れたところは軒並みコロナの患者さんが多かった。どうしても密の状態になって、気付いたらうつっていたいた方が多かった」
避難していた8人全員が新型コロナに感染していたケースもあり、月岡医師は、断水が続く中での感染予防や衛生管理の難しさを感じたといいます。
月岡勝晶医師:
「排泄を拭いた物を普段は流すが、それを流せないと一か所にかためておく、そうなると臭いがこもる。手を洗うのが十分出来ない場合はそこから下痢などの症状が起きやすくなる」