千葉県市原市で不動産会社を経営する男性が殺害され、未解決のまま16年が経ったきょう、遺族らがチラシを配り、情報提供を呼びかけました。
この事件は2008年1月17日、市原市姉崎で不動産会社経営の永野武さん(当時78)が事務所で頭や首などを刺されて殺害されたものです。
発生から16年となったきょう、現場近くのJR姉ケ崎駅前では通勤や通学などで利用する人が多い時間帯にあわせて、遺族や警察などおよそ40人が情報提供を求めるチラシを配りました。
永野さんの長女・曽根裕子さん
「きょうが命日ですけど、前日の夕方になると、今頃まだ生きていたんだよねって、そういう会話になるんです。毎年思うんですけど、これが最後(のチラシ配りに)になるといいなって」
永野さんの遺品であるジャンパーを着てチラシを配った孫の貴佑さんは「祖父と去年亡くなった祖母に、早く『事件が解決したよ』と報告したい」と話していました。
警察は「必ず犯人を検挙するという強い信念を持って捜査を継続している。些細な情報でも提供してほしい」と呼びかけています。
情報提供先:市原警察署0436-41-0110
注目の記事
「“離脱して良かった”という声の方が多い」自公連立に“終止符”を打った会談の裏側と「高市総裁は総理になれるのか?」公明・斉藤代表に聞いた【news23】

敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線
