人口が少ない地域特有の課題「水道管が細く、その分、耐震性が低い」

水道管について、石川県内には一つ課題があります。

金沢大学ライフライン地震工学の宮島昌克名誉教授によりますと、「人口が少ない地域では、都市部と比べて大量に水を流す必要がないため水道管が細く、その分、耐震性が低いため被害が甚大になりやすく、水道管の“耐震化”が急務」だという状況です。

地震災害に対し、安全性・信頼性を示す指標である主要水道管の「耐震適合率」も石川県は他の地域に比べて低い状況です。

▼石川県
2021年度 36.8%

▼全国平均
2021年度 41.2%

▼政府目標
2028年度までに60%

ホラン千秋キャスター:
元々、全国平均と比べると脆弱な状況があったという背景はあるのかもしれません。石川県内の多くの地域で水道管が損傷しているので、復旧にはかなり時間がかかりそうな気がしますよね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
どこから直したらいいのか分からないという状況だと思います。やはり、避難所の皆さんができるだけ体を清潔にして、感染症対策ができる状態を早く作ってほしいなというふうに感じます。