互いに助け合う住民 必要な物資届ける

こうした中、住民たちは互いに助け合いながらギリギリの生活を続けている。

鵠巣地区に住む高響子さん。この地域には体の不自由な人やお年寄りなど、避難所に行けない人が何人もいるため、声をかけ、必要な物資を届けている。

高響子さん
「単3とか単1(電池)とか、明日持ってきますよ」

親交のある女性
「カイロもほしいね」

高響子さん
「避難所で居られる方もいるけど、家で居たい方もいるじゃないですか。たまたま私の家は全然何ともなかったので。私自身もまだ全然動けるので」

次の日、要望のあった使い捨てカイロなどを女性の自宅に届けた。

親交のある女性
「こんないっぱいもらっていいの?」

高響子さん
「あと単3(電池)」

親交のある女性
「ありがとう。これが一番助かる」

高響子さん
「なかなか離れられないんですよね、家って。やっぱり家がある以上は、離れたらいつ帰って来れるの、という人たちが多いんです。そこがやっぱり皆さんネックですよね」