日付が変わった午前2時ごろ。
いよいよ松川さんたち大人が舞う「本舞(ほんまい)」です。
この日のために練習してきた成果を見せます。
松川友哉さん:
「本当にこの祭りが楽しくて参加しているので、1人でも多くの方にこれを見て楽しそうと思ってもらいたい」
移住して3年、ようやく村の一員として祭りに参加することができました。

松川友哉さん:
「本舞も自分なりにはきちんと舞えたので満足です。600年の歴史の中でほんの一部のことしかできないと思うが、何とかそれをつないでいけたらいいかなと思う」
もう1人、特別な思いで祭りに参加している女性がいます。
遠山実希子(とおやまみきこ)さん・37歳。
氏子総代を務める平松雅隆(ひらまつまさたか)さんのひとり娘です。
坂部地区で生まれ育った実希子さんの当時の貴重な映像がありました。
当時、中学3年生の実希子さん。
幼いころから祭りが近くにありました。
遠山実希子さん:
「生まれたときから自分の生活の一部でやってきているので、やっとこの祭りに関われて入れてもらえて、ありがたい気持ちでいっぱい」