ゆっくりと、大きな “うねり” みたいに…
気象庁の観測によりますと、富山で午後4時35分に最大80センチの津波を観測。観測不能となった珠洲を除き、富山の80センチは、輪島、金沢に次ぐ高さです。

東海さんが、午後4時38分、2階から再び内川を見てみると…。
漁師 東海勝久さん:「あふれたんですよ、道まで。川からあふれたんで。2波目だけがあふれたんですよ。棒になってるところまで全部水来てるでしょ。うわ、これどんどん上がってくるんかなってドキドキしながら」


内川では、その後も津波のものとみられる大きな波が続きました。
漁師 東海勝久さん:「ゆっくり大きいうねりみたいに入ってきたのが、本当にいわゆる津波ですよね、ゴーって押されてくるようになって船がその都度ドーンドーンって揺れてるんですよ」


日本海側の津波は、太平洋側に比べて到達時間が短く、大陸との間で何度も繰り返し押し寄せるのが特徴です。

今回の地震では、津波注意報が解除されるまで18時間かかりました。

漁師 東海勝久さん:「防災訓練っていうのももちろん大事だと思うし、日ごろからそういう会話をして自分はどこにどういう風に逃げればいいというのをイメージトレーニングしておかないといけないのかな」

一方、地震発生時、富山市の海上でボートに乗っていた男性は…。
富山市の男性(50代):「突然水面から何か違和感を感じたので、違和感感じると同時に何か明らかに波と違う、波動の振動があったのでおかしいなと思って。波の揺れとは明らかに違う揺れですよね、そしたら同時に携帯電話の警報音はなりまして」
男性は、地震発生とほぼ同時にいつもと違う波を感じたと話しています。
