避難生活「低体温症」のリスクも

【能登町】 総世帯数7218戸 人口約1万5028人
停電 約4800戸(午後4時10分時点)
避難者数4930人(午前8時時点)
水がまだ足りない、食料も足りないという中で、寒さへの対策が求められてくるわけです。心配になってくるのは低体温症です。このリスクを下げるためには、どんなことができるのでしょうか。

避難所・避難生活学会によると
▼防寒着を着用
▼乾いた衣類を重ね着
▼上着の中に新聞紙を詰める
などということです。また、警視庁警備部災害対策課のSNSによりますと、足先が冷えたときは…

▼靴下の上からつま先を覆うようにアルミ箔を巻く
▼さらにその上に別の靴下を重ね履きすることで冷えを緩和することができる
ということです。
また、東京ガスによると、保冷剤をカイロのようにして使えるということです。

常温に戻した保冷剤を約40℃のお湯に2~3分つけておくと、じんわりとした温かさがその後しばらく続くということです。アイマスクにも代用することができるのですが、注意していただきたいのは、電子レンジで温めないこと。爆発してしまうそうです。お湯につけるようにしてください。
日比麻音子キャスター:
限られたものを限られた場所で、少しでも暖を取るというのは本当に心も疲れが溜まってくる時期だと思います。妊婦さんもいらっしゃると思いますが、どういったところに気をつけたらいいでしょうか。
産婦人科医 宋美玄さん:
妊婦さんや小さいお子さんをお持ちの方は本当に大変だと思います。まず妊婦さんは、今日明日にも妊娠が順調であっても急変する可能性もあるので、できるだけ交通の便が良くて、大規模な医療機関に通院できやすい場所に移動ができたら一番いいのかなと思います。
お子さんに関しては、運動不足になったり栄養が偏ったりして、便秘になったり虫歯も心配なので、そういったところを気をつけてあげたり、あと昼間は駆け回ったり、お子さんが心おきなく過ごせるスペースが必要かなと思います。
また、お車で過ごされてる方もいると思いますが、エコノミークラス症候群が心配なので、ずっと同じ姿勢にならずに、こまめにトイレに行ったりすることも必要かと思います。
日比キャスター:
なるべく体を動かして、そして声を掛け合うというのも今こそ必要かもしれませんね。