定置網のアンカーが海底の地中に引きずり込まれた
5日午前10時前、新田知事が新湊きっときと市場を訪れました。

普段はバス停だった場所。今はバス停付近のあたり一面水に浸かっています。アスファルトが割れて重なり合いいたるところに陥没のあとが見られます。


続いて知事は新湊漁港を視察、港の被害の状況を確認しました。

富山県 新田知事:「やはり液状化のすさまじい威力を目の当たりにして大変に驚くとともにやはり一日も早く復旧をしなければならないと思っております。目には見えずらい形なんですが漁具のことですね。これもかなりの被害が見込まれるという、県としては融資などでですね、まずは応援をしたいと考えております」

知事に定置網の被害を説明した新湊漁業協同組合の組合長は…。

新湊漁業協同組合 塩谷俊之代表理事組合長:「半分強はなにがしかの被害がある状況ですね」

定置網を固定しているアンカーが地震の影響で海底の地中に引きずり込まれ定置網が壊れたといいます。
射水市の水道局が壊れた港の水道管の工事を始めました。漏水している場所を探しながら修理を進めます。修理が終わればあしたにも競りを始めたいといいます。
新湊漁業協同組合 塩谷俊之代表理事組合長:「少しずつ復旧をしながら食料供給という意味でどんどん(競りを)開催していきたい」
競りは始まっても果たしてカニは水揚げできるのか漁業関係者の不安はつきません。