東日本大震災の発生から11日で11年4か月です。宮城県気仙沼市内にある慰霊碑には遺族が訪れ、亡くなった人をしのびました。

気仙沼市の杉ノ下地区の慰霊碑には遺族が訪れ、自宅で育てている花を手向け手を合わせていました。
三浦祝子さん(77)は海抜10mほどの高さの自宅があったこの場所で、夫の正三さん(当時67)を津波で亡くしました。
月命日にはここを訪れ、地区で犠牲になった93人の慰霊をするとともに、教訓を伝える語り部活動を続けています。

三浦祝子さん:
「いろいろ報告することによって心が穏やかになれるので、ここに来るのは私がこれから生きていくうちで大事な場所です」


県によりますと、4月末現在、東日本大震災で県内では関連死を含め▼1万569人が亡くなり▼1215人が行方不明のままとなっています。