ときわ病院 足立了平 歯科医師
「例えばウェットティッシュのようなもので歯の表面を拭いて、そうするとつるっとしてくる。ヌルヌルした感じが取れたら、それだけのぶんは細菌の数が減っていると考えてもと良いと思います」

歯の表面を拭き取るのは、乾いたティッシュ、そしてハンカチなどの布でも代用できるということです。
また、誤嚥性肺炎につながる細菌は、入れ歯にも付着していることがあるため、入れ歯も同様の手入れを施してほしいとしています。

そして、口内ケアが必要なのは高齢者だけではありません。
避難生活下では、糖分の多い食事を取ることも多いため、虫歯や若年性の歯周病を防ぐためにも、子どもの口内ケアも徹底してほしいとのこと。

ときわ病院 足立了平 歯科医師
「命のケアの束、ケアバンドっていうんですけど、口腔ケアが抜けやすいんです。口腔ケアをぜひ入れていただくことで何人かの命が救えるということがあると思います」

忘れがちではありますが、家庭に常備している防災グッズには、歯磨きや液体のマウスウォッシュを入れておくと良いということです。