なぜ学校負担?吉村知事の見解は「加入しませんという自由もある」

完全無償化を目指すにあたって、吉村知事がここまで「学校負担」にこだわる理由は何でしょうか。
(吉村知事・23年12月21日)「生徒の授業料だったり、役所・税金からの支援策っていうのもあるんですけれども、学校自身も経営努力していくっていうことはこれからの時代、重要な一つの要素だと思ってます。いかにこの経営努力をしていって、そしてこの教育の質を高めていくのかという視点もやっぱり必要ではないかなというふうに思っています」
(記者)「知事はあくまで大阪府の知事であって、他府県の私立学校に対して経営努力が必要というのは適切なのか?」
(吉村知事)「『学校負担というのがあるんであれば、もう加入しません』という自由もあるんですよ。その自由は僕は否定していないですから」
(記者)「他府県からは、議論や説明が尽くされていないという声が上がっているが?」
(吉村知事)「制度の説明はしてきましたし、質問に対する回答もやってきました。各府県の私学の方が悩まれるということは、やはりそれだけこの制度が必要なんじゃないかって思ってるから悩まれるんだと思うんです。全く端にも棒にもかからない制度であれば、これはよくない制度だからやりませんでいいじゃないですか。自己の府県でも広げていこうよ、国でも広げていこうよ。なんでそっち側の方にパワーを費やさないのか僕はわからない」