「ダブダティル スルターティ リムフタッサティ フィ ダウラティン ハリージーヤティン カミーヤーティン カビーラ…」

日本人の記者が流暢なアラビア語でリポート。

記者がアラビア語でニュースリポート 

「湾岸諸国の当局が大量の品(麻薬)を押収した…」

これは実際のニュースの一場面…?ではなく、生成AIを使って作成されたフェイクニュース。

よく見ると、話している言葉と唇の動きがずれていたり、まばたきの回数に不自然さを感じる部分があるものの、話している途中に、顔がわずかに動いたりするしぐさは、リアルに近く、作成にかかる時間と手間を考えると、かなり驚くほどのクオリティだと感じた。

というのも、このフェイク動画はタブレットを使って記者の顔写真1枚を撮影。その後、15秒間、日本語で声を録音し、学習させるだけで、あっという間に完成する。

アラビア語を話せない日本人記者でも、いとも簡単に自分の声でアラビア語のニュース原稿を読む動画を作成することができるのだ。