「あまりに自民党との資金力の差が違う」

(泉健太氏)人材の強化も、今比べてみたら、あまりに自民党との資金力の差が違いすぎるのは大きくて、職員にも給料が当然ありますから、例えば政党交付金は我々の倍以上、自民党はもらってるわけです。それに加えて企業献金、さらに1人1人の議員のパーティー収入。そういう自民党と、ある意味パーティ券を売るにしても、そんなに多く売れない立憲民主党、財政規模が大きく違うので、職員の数もずいぶん離れてしまっている。

 僕らは何とかここを、国民の皆さんと一緒になって、コツコツ寄付を集めながら候補者も名乗りを上げていただく必要があって、残念ながら今、どの野党も単独過半数を狙えるだけの候補者を立てられていないんです。まだまだその怒りの声を形に変えられていないので、候補者を1人でも多く探して、一緒になって戦う、そういうところから議席を増やして次第に差を詰めて、そして最後は逆転をしていくとそういう取り組みにしていきたい。

――通常国会が1月に始まりますけれど、裏金の問題で、岸田総理の退陣とか衆議院の解散は求めていくんでしょうか。

(泉健太氏)そうですね、今すぐにでも退陣すべきです。やっぱり下駄を履いてるわけです、裏金という下駄を履いている政権ですから、今すぐに退陣しないと、憲政の常道にも反すると僕は思います。当然、通常国会でもそこはやっていきます。(2023年12月21日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎泉健太:立憲民主党代表 北海道出身 立命館大学法学部卒 29歳で初当選 衆議院京都3区選出で当選8回 2021年から立憲民主党代表を務める