部長 まきこさん
「いい意味で、合唱バカしかいない」
実力は、山口県内屈指!歌を愛し、歌にまっすぐな集団…野田学園高校合唱部。部員たちがこの冬、挑んだのが、第九・1万人の大合唱!
副部長 たくみさん
「パートごとに噛み合ったら気持ちいいだろうなって」
部長 まきこさん
「1万人で歌うことなんてもちろん今までもないし、これからもないと思うので、とてもワクワクしています」
ただ・・・
顧問・田中睦さん
「自分たちが、声をどういうふうに作っていきたいか、黙っていて思っているだけでは何も伝わらない!」
歌うのは、難易度の高い、歴史的名曲。世界最大規模の響きの向こうに、少年少女が感じたものとは?野田学園高校・合唱部の挑戦を追いました。
野田学園高校・合唱部が挑戦したのは、サントリー1万人の第九。サントリー1万人の第九とは、ベートーヴェンの交響曲第9番、通称『第九』を1万人の合唱団で歌うという世界最大規模のコンサートです。大阪城ホールが開場した1983年に始まり、今年で41回目を迎えます。指揮者は、パリ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団など世界の名だたる一流オーケストラでタクトを振ってきた佐渡裕さん。日本を代表する指揮者です。
一流指揮者のもと、一般から募集した合唱団が1万人集って大合唱するという豪華な歌の祭典なんですが、2019年以降は、コロナ禍を理由に合唱団の募集を中止。これまでの形での開催ができずにおりました。それが今年、完全復活しました。
そんな中、山口市の野田学園高校合唱部が復活した『第九』に挑みました。いったい、どんな挑戦だったのか?本番までの道のりを、mixのカメラが追いました。

野田学園高校合唱部。部員数、22人。現在、中国大会に37年連続出場中!中には、全国大会「銀賞」のたても!県内屈指の実力なんです!部活をのぞくと・・・

部員 はなさん
「ここって結構バテてくると思うから、お腹とかも結構張って、頑張って耐えてください」
部員
「はい!はい」

「自分たちで」が基本。各パートにリーダーを立て、生徒同士で指摘しあって練習に励みます。