次の衆院選の選挙区が3→2に?「それはちょっとつらい」

 村民は地域を良くするために選挙で1票を投じていると話します。しかしこんな声もありました。

 (北山村の住民)
 「和歌山が3から2になるんですよね。それはちょっとつらいところですね」
 「声は届きにくいですよ元々和歌山は。そう思うわ」
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 現在、国では「一票の格差」を是正するために、人口が増えた地域に新しい選挙区を10か所増やす代わりに、過疎地で10か所削減するという、10増10減の区割り改定案が議論されています。和歌山県は10減の対象で、次の衆院選の定数が選挙区で3つから2つに減ることになり、北山村は元々3区でしたが橋本市や海南市など計27の市町村が区域となり、広大な2区に再編されます。

 こうした事態に村民からは“地方の声が国に届かなくなる”と懸念する声が相次いでいます。

 (筏下りの船頭)
 「こういう過疎地区なので、声は届きにくくなるのかなと思うんですけど、こちらに力を入れていただきたいというのが本音ですね。(Q衆院選で和歌山の代表が減るのは大きい?)そうですね」