元法務大臣が語る検察への「指揮権」とは?

喜入友浩キャスター
「Q.『指揮権』とはどういう選択肢なのか」

元法務大臣 小川敏夫 弁護士
「法務大臣は捜査に一切かかわらないのが原則。指揮・指示することや報告を求めることはない。検事が法務大臣に指揮を求めることも報告することもない。ただ法律上は、全く何があっても一切口出しできないわけではなくて、やむを得ない場合に、法務大臣は検事総長を指揮できる規定がある」

小川氏は法務大臣が持つ指揮権が悪用されるという懸念があること自体が問題だと指摘します。

元法務大臣 小川敏夫 弁護士
「権限としては法務大臣の専権。国民の側から見れば、悪く使われるという不安や危険はある。小泉さんがそう思わなくても、国民がそう思う」

喜入友浩キャスター
「Q.実際にあるかないかは別として」

元法務大臣 小川敏夫 弁護士
「法務大臣・法制度・捜査制度の信頼を守るためにも、(大臣を)辞めたほうがいい」

20日夜、岸田総理は小泉法務大臣について…

岸田文雄 総理
「ご本人の判断で政策集団を離脱されたものと承知をしています。引き続き、職責を果たしてもらいたいと思っています」

また、二階派の自見地方創生大臣についても改めて続投させる考えを示しました。

株式会社 QuizKnock CEO 伊沢拓司さん:
改めていろいろな話が毎日出てくるので、だいぶややこしくなってきたなと思いますけど、そもそも派閥を辞めたから誤解が解けるというのもよくわからないし、行動が何で起こってるのか、もろもろわかんなくなってきちゃいましたよね。その政局を1個1個追っていって、派閥の動向とか誰が辞めてみたいな話は面白いんですけど、より大事になってくるのは、この後の地道な対応というか、果たして自民党や自民党政権が法改正に乗り出すのかみたいな、そういう対応の方が今後にとっては大事だと思うので、そこに注目していきたいなと思いますね。

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