2つ目【全身の体力アップ】太田先生によると、人は正しい嚙み合わせができれば、発揮できる筋力が5%アップすると言われています。噛んであごの筋肉を鍛え、強く食いしばることができれば、スポーツでもより高いパフォーマンスを発揮できることにつながると考えられるそうです。

3つ目【脳の活性化】太田先生によると、噛むことで脳の血流が促進され、集中力や記憶力アップにつながります。仕事や勉強のお供にガム、は理にかなっているそうです。

 ちなみに太田先生が『おすすめする、ガムを噛むタイミングは…食後』だそうです。食後にガムを噛むことで、口の中に唾液が促進、口内を清潔に保てることに加えて、眠くなりがちな食後に、脳を活性化させる効果もあるからだそうです。

 一体「何のためにあるの?」と思って調べた“味のしないガム”ですが、詳しく話を聞いていくと、「味」はさておき、噛むという行為に、多くのメリットが隠されているということでした。コロナ禍きっかけで生まれた「味のしない」食品は、新たな時代の、トレンドに成長していくかもしれません。