海外では「魔女の一撃」とも呼ばれるほど不意にやってくる「ぎっくり腰」。
数日の間で激しい温度差がある、今の気候が原因になっているかもしれません。
“寒暖差ぎっくり腰”の対策をお伝えします。

急激な気温低下で「ぎっくり腰」が増加

富山大学医学部整形外科の川口善治主任教授によると、
▼急激な気温差で血流が低下して筋肉が縮こまる
▼その状態で急激に動くと筋肉が損傷し、ぎっくり腰が起きてしまう

ということです。

川崎市「宮前まちの整骨院」には、去年(2022年)の4倍ほどのぎっくり腰の患者が訪れています。例年12月~2月にかけて増えますが、今年は1か月以上早く11月頃から増え始めたそうです。

小林篤史代表は、
「11月になって急に温度が下がった。それに体がついて行けなかった30代40代が一番多い」
と話しています。

対策のポイントは「血流」 すぐできる10秒ストレッチ

予防のためにはどんなことができるのでしょうか?
対策のポイントは、血流を良くすることです。
▼急に気温が下がったとき、外出する際には「背中」や「お腹」をカイロで温める
▼ふくらはぎをほぐして血流を良くする

などの方法があります。
さらに、小林代表がすすめるのは「10秒ストレッチ」。

◆片手で足の甲をつかんで後ろに引き上げ10秒キープ
⇒前ももをストレッチ

◆椅子に座り足をまっすぐ伸ばしてつま先を上げる
片膝に両手を乗せて下方向に圧をかけて10秒キープ

⇒もも裏をストレッチ

太ももの筋肉を伸ばすことで、腰にかかっていた負担を取り除くことができます。
この10秒ストレッチを、両足それぞれ1日1回程度行うと予防になるということです。

恵俊彰:
太ももの裏が張ってくると腰にくるってよく言われますよね。
よしお兄さんはぎっくり腰になることはないでしょ?

コメンテーター 小林よしひさ:
逆に運動のしすぎでなったことがあります。
高いところから飛び降りたりとかして腰に負担がかかって。職業病ってやつです。

コメンテーター 中川翔子:
私は(ぎっくり腰になったことは)まだないんですけど、運動しなさすぎて怖いんですよ。重いものとかは人に任せるようにしてます。

恵俊彰:
急に来るから。くしゃみとか、あと靴下脱ぐときとか、本当に何気ない行動で来ちゃうから。普段からストレッチをということですね。

(ひるおび 2023年12月14日放送より)