事実積み重ねて、丁寧に

――こんなメールも届いています。「真実は一つですが、受け止め方は食い違うものです。その丁寧なすり合わせしか今回の解決に向かう方法はないように思います。真実が公平に明らかになることを切に願います」

(立岩陽一郎氏)私は日本語の真実って非常に怪しい言葉だと思っていて、真実なんてそれは明確ではないです、だけど、積み重ねていく事実はある。例えば、何で看護師が、何の資格もない看護師が「なぜ大したことない」って言って、それが報告書に載ってるんですか、っていう事実です。

その事実を積み重ねたら、やっぱり怪しいじゃないですか、ってなるわけです。それが大事で、真実をいきなり神様のようにこれですっていうのは、世の中にはないですから。真実という言葉には気をつけてください。

――南先生は、今後の遺族側と劇団側とのやり取り、どんなところを注目されていますか。

(南和行弁護士) 劇団側は、本当に今、おっしゃったように、事実を真摯に受け止めて隠さずに、どうすべきだったのかということを、丁寧に対応してほしい、それしかないと思います。