「上級生Aさんが、変な追い詰められ方をしても良くない」

――調査チームは弁護士たちで組まれたんですけども、遺族側の弁護士は、その調査チームの独立性がちょっとおかしいんじゃないかと指摘もしています。

(南和行弁護士) 今日の記者会見では、既に宝塚が公表した報告書について、そもそも調査の体をなしてないんじゃないかということを強くおっしゃってました。特にいろんな人が「聞いた、見た」というようなことは、伝聞証拠だからと、軽んじていたりするし、ご遺族が「私の娘がこういったヘアアイロンのやけどのこと言ってるんです」と言っていたにもかかわらず、それをまるで聞いてなかったようになっている、調査のあり方の問題を指摘しています。

一昨年の8月、やけどの段階で上級生Aの方が、ご本人さんに何か具体的にしたという問題になってくると思うんですけど、その先、例えば医務室に行って、見てもらっている段階で、既に組織の問題になっているんです。15個の行為全てが上級生Aによると言っているのではなく、むしろ「組織の側がなぜ放置したのか」とか、むしろそのことを問題視している本人さんを責めるような対応をしたということがパワハラだという指摘になっているので、今となっては、逆に上級生Aさんが、場合によったら変な追い詰められ方をしても良くないということも、実は気にした発言を、遺族の弁護士はされていたかと思うんです。