「安倍さんが亡くなった日に政治団体の代表を昭恵さんに切り替えてる」

現在、岸田内閣20人のうち半数の10人が世襲議員だ。この世襲が当たり前になっている政界でこんなことが分かった。去年、安倍元総理が亡くなった後、妻の昭恵さんが安倍氏の政治団体『晋和会』の代表になった。すると安倍氏が関係していた5つの政治団体の資産1億8700万円が『晋和会』に寄付された。

一般的に見れば“相続”に見えるが、親族による政治団体の資産の継承は、課税対象外だという。

もしも相続税がかかっていれば、かなりの額になるはずだが、ここでも政治家は“お得”なようだ。

立憲民主党 辻元清美 参議院議員
「十数人の秘書さんを継承して大変だという亀井さんの気持ちは分かるが、世襲のないこっちは、その秘書さんから探さなきゃいけないんだから、羨ましいくらい。(中略)世襲がいてもいいけど偏ってると思う。特に今の自民党…。で、安倍昭恵さんのケースですが、これね、安倍さんが亡くなった日に政治団体の代表を昭恵さんに切り替えてるんです。亡くなった日にですよ。意図的というか…。それで1億以上のお金を引き継いでる。どこの世界にこんなのあるのか…。議員も親の資金団体からそのまま受け継いでいる。政治はお金に苦しい人も金持ちの人も色んな人がいたほうがいい。お金を継承できない元を禁止しようという法案出している」