「道の駅を通じて“この地域をつなげたい”」

以前、新潟市で働いていた馬場さん。
しかし、故郷のために力を尽くしたいと、道の駅ができたことをきっかけに、田上へ戻ってきました。

人口1万1000人あまりの田上町

「このまちっていうのは、どうしても町内に高校がないので町外の高校へ行き、そのまま就職をしたり進学をする。そうすると自分のまちへ戻って何かチャレンジをするのが難しい、そういう環境が整いにくいというか。“子どもたちにこの地域をつないでいく”ということに挑戦したいと思って手をあげました。なので、道の駅をしたいというよりは、道の駅を通してこの地域をつなげたい」

「おいしいね!やわらかい、皮が」
田上を発信する宣伝隊長としても活躍する馬場さん。いまチカラをいれているのは?

「バンブー、竹ですね、まずは。田上は竹のまちなんだ、そこを入り口にしようと僕らは思っていて」

田上町は“竹のまち” 何とか生かせないか…

田上町は17ヘクタールもおよぶ竹林があり、竹のまちとしても知られています。しかし高齢化に伴い、整備が行き届かない場所が増えてきているのです。そこで考えたのが「みんなで竹林整備をして、出てきた竹を活用してアートにして、そのアートを竹林に戻してアート会場にするプロジェクト」でした。