20年前から開催されている大会。
犯罪にあった人やその家族でつくる20の団体が、情報交換などを通じて連携しようと参加しています。

池田小学校無差別児童殺傷事件で亡くなった本郷優希さんの妹:
「物心がついたのが5歳くらい、事件から2年目くらいのときでした。私の記憶上、犯罪被害者ではない人生をほぼ生きてきたことはなく、私の顔を見て涙を流している方を多く見ました」
「私の存在はみんなを悲しい思いにさせてしまうんだ、悲嘆していました」

大分の194キロの危険運転致死事件で弟を亡くした長文恵さん:
「私の大切な、たった一人の弟が亡くなりました」
「警察に何度も車を見せてほしいと伝えましたが、証拠なので応じてもらえず」「時速194キロで過失なんて、すぐに大分地検に上申書を提出しました」
「その後つながった人たちの間で、まだ間に合うやれることは何でもやろうという気持ちになっていきましたきた」
交通事故の遺族でつくる会に所属する真理さんもいまの思いを伝えました。

和田真理さん:
「当時この事件は単なる前方不注視の事故として裁かれたんですけど、のちに私的捜査などを行いまして、速度も100キロを超える高速度であった。告訴告発をしまして、高裁では無罪判決となりました」
真理さんたちは被害者が死亡した際、警察や検察による捜査が加害者の供述に偏ることがあると指摘。
家族を失った上に思うような捜査や公判の結果を得られずに二重に苦しむ人が多いと訴えています。

和田真理さん:
「自分の事件の後も同じような思いを繰り返している方がいることが非常につらくて」
「自分が何ができるのかということをきょうこの会などを通して考えています」














