「この記者会見をしているこの瞬間も負傷者、死者の数は増え続けています」

 北部から南部のラファに移った川瀨さんは、そこで避難民の処置などを行っていましたが、11月1日にガザからエジプトに退避をすることになりました。

 (川瀨佐知子さん)「帰国したいという思いもありましたけれど、自分には(やり残した)タスクもありますし、現地スタッフを残してガザを出てもいいのかなという思いもありました」

 と声を詰まらせて語る川瀨さん。攻撃が始まってからエジプトに越境するまでの3週間半、過酷な日々を支えてくれたのは同僚たちの志でした。

 (川瀨佐知子さん)「私も不安定な時もありましたし、そんな中でも平常心をなんとか保って過ごしてこられたのは、一緒に現場で活動していた赤十字国際委員会メンバーの働く姿勢があったからです。メンバーはそのような状況でもいかに自分たちの人道支援を継続するかをずっと話し合っていたんですね。人質解放や、いろんな病院のアセスメントをして物資の提供であったりとか、そういう話し合いをずっとしていました」