「私たちは本当にミゼラブル(惨めで不幸)だ」
![]()
エジプトへ退避する日、川瀨さんはアルクッズ病院で一緒に働いていたハムディさんに越境するためらいを電話で伝えました。ハムディさんは「(川瀨さんが)安全なところへ行けるんだったら、それは自分にとってもうれしい」と前置きした上で、次のように語ったそうです。
『自分たちがどんな悪いことをしたの? 命の重さはみんな同じはずなのに、この世界はフェアにはできていない。 世界中が自分たちを攻撃している。自分たちに人権なんてない。 私たちは本当にミゼラブル(惨めで不幸)だ』
川瀨さんは溢れる涙をこらえながら「この言葉は絶対に伝えなければいけないと思い、この場に来ました」と話しました。
(川瀨佐知子さん)「この記者会見をしているこの瞬間も負傷者、死者の数は増え続けています。私たちのひとりひとりがこの歴史的な悲劇の傍観者であってはならないと思っています。現地の状況を皆さんに伝えて、ひとりひとりの声っていうのは小さいかもしれないですけれども、その声が集まればメディアを動かして、そして国際社会を動かす、そういうことにつながるのではないかと私は信じています」














