インバウンド客で賑わう午前…子どもを送り出した妻が手伝いに
午前7時30分。この時間からはインバウンド客が押し寄せます。台湾のインフルエンサーが店を紹介した影響もあり、いまは客の半数がアジアからで、毎朝大行列ができるそうです。
(観光客)「マレーシアから来ました。YouTubeを見て来ました」
厨房に立つのは伸五さん1人。午前11時までの3時間半が正念場。ピークの時間には再び、おばの孝江さんが駆けつけて配膳を手伝います。
(平井孝江さん)「満員の時は1人で大変や。頑張っているからね」
たまに店をのぞき、甥っ子を気にかけます。
(岩間伸五さん)「やっぱり心配やねん。うまいこといっているか、忙しくしてないかとか。昔は市場の人で飲食店は賑わっていたけど、時代とともに周りにコンビニができたり、市場の人が市場で食べなくなった。いまはインバウンドの人に求められているというか、来てくれている感じ」
午前8時45分。店に入ってきたのは伸五さんの妻・桂子さんです。中学1年と小学4年の子どもを学校へと送り出してから手伝いに来ました。
(桂子さん)「(Q英語は話せる?)まったく話せません。(Q注文の取り方は?)番号ですね」
夫婦は英語や中国語が話せないので、メニューにある番号で注文をとり、何とか外国人に対応します。