そこで目をつけたのが、主に北海道で栽培されている「てん菜」だったのです。


藤田九衛門商店 藤田治さん:
「北海道と信濃町の年間平均気温が同じ。北海道で出来るんだったら長野でも出来るのではないかと、やってみる価値はあるのではないかと実験中」

クラウドファンディングで集めた資金で種などを購入し、プロジェクトに賛同したメンバーと県内各地で栽培。

生産に適した環境を探っています。

2022年は東北信の5か所でしたが、今年は、県内全域の16か所に広がりました。

信濃町の安藤信一(しんいち)さんも今年から栽培を始めた一人です。


安藤信一さん:
「どんなものが出来るかと思っていたが、一応、形になって良かった」

この日、安藤さんの畑で収穫できたのはおよそ40キロ。

藤田さんは一部を譲り受け、「てんさい糖」を作ります。

藤田治さん:
砂糖になるまでの道のりは?
「長い、めちゃくちゃ長い、まだまだ」

「信州産の砂糖」を子どもたちにも知ってもらおうと、認定こども園へ!