いずれはリンゴやそばに次ぐ長野県の特産にしたいと、砂糖づくりに挑戦する男性がいます。
「信州産」の砂糖とは一体…?


飯綱町の認定こども園大地(だいち)。

子どもたちが一つの鍋に集まっていました。


子どもたち:
「おいしい」
「ちょっとすっぱい」
「食べ過ぎたら虫歯になると思います」

味見していたのは手作りの「砂糖」!

子どもたちと砂糖を作ったのは、善光寺のお膝元で菓子店を営む藤田治(おさむ)さんです。

「信州産の砂糖を作りたい」と2022年の4月から実証実験を進めています。

この砂糖、一体どうやって出来るのでしょうか?

ある日の午前中、藤田さんの姿は、長野県の北部に位置する信濃町の畑にありました。

藤田治さん:
「こういうのが大体標準サイズ」


収穫していたのは、砂糖の原料「てん菜(さい)」です。

藤田治さん:
「大根・カブに見えるが、ほうれん草の仲間。これがみんな大好きてんさい糖、お砂糖になります」

県産食材にこだわった菓子づくりを目指す藤田さんにとって、6割近くを輸入に頼る砂糖は、悩みの種でした。