
<検察の冒頭陳述、長女、妻のBさん、隣人などの証言>
■きっかけは、小学生の娘の“いたずら”
・Aさんの長女(当時11歳)は友人と下校中、被告宅前で玩具の銃の弾=BB弾を拾う
・直径わずか5~6ミリのプラスチック製
・カーポート奥の玄関前に投げつける
・被告はカーポートに設置した防犯カメラの映像を自室で見て、外に出る
・「おまえら、何やってるんだ」と2人を怒鳴りつける
・さらに、友人のカバンを蹴り、中の水筒を凹ませる
・2人に住所と名前をノートに書かせる
■上記以外の長女の証言
・何度も「ごめんなさい、すみません」と謝った
・算数のノートをちぎられ、名前、電話番号、学校名、担任名まで書かされた
・ママに話すと、謝りに行くことになった

■長女から話を聞いた夫婦は…
・生後7か月の次女も連れ、4人で被告宅へ
・Aさんがインターフォンを押すと、被告はナイフをポケットなどに隠して玄関へ
・Aさん「娘がBB弾を投げちゃったみたいで?」
・被告「石を投げられて、傷がついた」
・Aさん「石って、どの石ですか?傷は、どこについちゃいましたか?」
・被告「それは、わからないけど」
・Aさん「住所を書かせるほどのことなんですか?」
・騒ぎに気づいた隣人Xさんが2人に「やめましょう」と声かけ
・それでもAさんは収まらず「やりすぎだろう!」
・被告「なに、イキッてんの?やるか」
・Aさん「何をやるのよ」
・被告が右手に持ったナイフで、Aさんを切りつける