部屋の鍵を閉め、電気を消して…

2人は仮眠室に入ってからも立ち話を続け、このときに連絡先(LINE)も交換したといいます。そして、1時間ほど経ったころ…
別の仮眠室にいる人が「うるさい」と言っている声が聞こえ、周囲には足音も聞こえてきたといいます。

石川被告はとっさに部屋の鍵を閉め、電気を消しました。
その理由について被告は「鍵を閉めたのは、うるさいと注意しにくる人がいるかもしれないと思ったため。電気を消したのは、ドアの下から照明が漏れるつくりになっていたので、男女2人で仮眠室にいることを怪しまれないよう、不在に見せかけたかった」と話していて、「はじめから性行為をしようという気持ちはなかった」といいます。

被告の証言によれば、電気を消すと女性が被告の耳元で「これ大丈夫かな、やばいんじゃない?」と心配するような言葉を話してきたといいます。
そして、そのあとに女性が足元につまずき、被告の方にバランスを崩し、被告がそれを支えた場面もあったということです。

この2つの出来事がきっかけになったのかもしれません。
石川被告はいきなり女性に抱きつきました。