11月17日は「世界早産児デー」です。「早産児」は、母親のお腹の中にいる期間が37週未満で生まれてきた赤ちゃんです。小さく生まれた赤ちゃんの成長を記録した写真展が、16日から鹿児島市で始まりました。参加した家族の思いです。

1328グラムで生まれた男の子は…9歳に。



593グラムで生まれた女の子は…21歳になりました。



■低体重で生まれた子どもたち 48家族103枚

早産による低体重で生まれた子どものいる家族らでつくる「鹿児島リトルベビーサークルゆるり」が企画した写真展。2回目の今年は、去年の倍以上となる48家族103枚が展示されています。



(28週0日で出産)「ポーズもとれるようになって、かわいい写真が撮れたので、ここまで大きくなりましたっていうのも、いろいろな方にも見てほしかった」

(27週1日で出産)「つらくて自分を責めてばかりだったが、小さくても命なので、元気にみんな大きくなっているんだなと思って。改めてすごく胸がいっぱいになる」

(父親)「(1歳1か月で)もう9キロ近くある。同じような境遇の人がたくさんいることを知るだけでも支えになると思う」

■548グラムで生まれた女の子 小学2年生になりました


8年前に「27週と6日」548グラムで誕生した寺内千遥ちゃんです。



この日から8年。千遥さんは小学2年生になりました。



鹿児島市の小学校に通い、国語や算数など一部の教科を除き、通常学級で授業を受けています。

(千遥ちゃん)「学校楽しい?」「うん」
「好きなお勉強は?」「体育。算数嫌い」