■妊娠中に胎盤に血種 「どんな形でもいいから生まれてきてほしい

母親の貴里子さん(37)です。妊娠中に胎盤にできた血腫の影響で、27週と6日で千遥さんを出産。千遥さんは生まれてから半年間、NICU=新生児集中治療室で過ごしました。


(貴里子さん)「悪かったな、申し訳なかったなっていうお母さんもいらっしゃると思うが、どんな形でもいいから生まれてきてほしいという思いだけだった」

成長がゆっくりなため、5歳のときから成長ホルモン注射を続けてます。体温の調節が難しく、体調を崩しやすいなど心配は尽きませんが、毎日の成長を見ることが喜びという貴里子さん。生まれた直後から、写真と一緒に成長の記録や思いを書き留めてきました。



(貴里子さん)「頑張っている証を絶対残したいなって思ったし、自分の子がどうなるかは分からなかったが、自分のこの経験が誰かの役に立ってほしいなって思ったので、うちの子もこうだったんだよって教えてあげたいなって」