岡山の何気ない景色と言葉が散りばめられた「写真絵本」が、10月に東京の大手出版社から発売されました。それがこちらです【画像①】。

ページを開くと言葉と写真が散りばめられていて、その響き合う世界を、見て、読んで、そして感じることができる作品です。

【画像①】

直木賞作家×人気写真家が紡いだ「写真絵本」描かれた世界は

その言葉を紡いだのは、直木賞作家の桜木紫乃さん。撮影したのは、岡山在住の写真家・中川正子さんです。

その本の名は「彼女たち」。フォトストーリーに込めた想いを聞きました。

(「彼女たち」より)
『「わたし」という本。自分のページをめくる。深呼吸をする』

【画像③】のような写真は、どのような瞬間を切り取ったものなのでしょうか?

【画像②】
【画像③】

(写真家・中川正子さん)
「ちょっと元気ないな、って時でもカメラを持って歩いていて、あ、風が吹いて光が綺麗、と思ったらひらめきみたいなのがきて、一枚撮ると、良いの撮れたって…」

【画像④】

何気ない日常を切り取る写真家・中川正子さん

東京で、数々の雑誌や広告の写真を手がけてきた、写真家の中川正子さんです。2011年の東日本大震災を機に、岡山に移住しました。

光を生かした人物や風景の写真を得意としています。

(写真家・中川正子さん)
「より日常的な視点、より何気ないし、よりなんてことない。でもそこにある光が撮れたかなって思っています」

【画像⑤】

先月、KADOKAWAから出版された写真絵本「彼女たち」。中川さんが切り取ったのは「夕暮れの跨線橋」や「喫茶店の窓辺」など、岡山の何気ない日常の風景です。

【画像⑥】