事件や事故によって、大切な家族を失った遺族の思いを伝えるパネル展が、岡山商科大学で開かれています。

岡山商科大学の学園祭に合わせて開催されているパネル展です。

事件・事故に遭った被害者の生きた証しと残された家族の思いを知ってもらおうと、岡山商科大学の有志の学生らで作る犯罪被害者支援部「つぼみ」がきき取りを重ねてパネルを制作しました。

2011年、会社の元同僚の男に殺害された加藤みささんの家族のメッセージなど遺族の思いを伝えています。

(岡山商科大学犯罪被害者支援部「つぼみ」 土田達基さん)
「僕たちが伝えられる言葉で同じ学生に伝わるようにやっています。犯罪・事故を生まない社会の重要性への気持ちが少しでも生まれれば」

学生らは、事件・事故を風化させず、新たな被害者が生まれないよう啓発活動を続けていきたいとしています。パネル展はあす(26日)も開かれます。