暖房が使えない人が続出?真冬になる前に試運転を!

南波キャスター:
実際、エアコンの暖房を使ってみたらというSNS上の声をご紹介します。「スイッチが入らない、電池交換しても動かん」「冷房は動くのに暖房の風が全く出ない、ついに壊れたか…」という声がありました。

これはどういうことなのか、専門家に聞いてみました。エアコンのことならこの人に任せてというダイキン工業の重政周之さんによると、「冷房は機能していたのに暖房が使えないケースがあるのは、冷房と暖房が全く逆の働きをするため」ということです。

簡略化して仕組みを説明すると、冷房というのは室内の熱を外に出していく仕組みです。
一方で暖房は、逆に外の熱を室内に取り込んでくる仕組みです。たとえマイナス200度を超えたとしても熱は空気中に存在しています。暖房はマイナス数十度の環境下でも熱に絞って中に取り込むことができるそうです。

しかし暖房を1年間使っていないうちに、重政さんいわく、冷暖を逆の動きにする切り替えの部品が故障している可能性もあるのだとか。冷房を使っていると不純物が中に入ってきて、壊れてしまうということもあるそうです。
冬本番、もうすでにだいぶ寒くなってきましたけれども、暖房が真冬に動かないと大変じゃないですか。試運転を今のうちにしていくことが大事です。

(1)設定温度を最高にする。機器によっては違いますが、最高の設定温度にしてください。
(2)温風になってから10分間様子を見る。この際にエラーランプが点灯したりカラカラと異音がしたら、メーカーや修理ができるところに連絡をするのがいいと重政さんは言っています。
冬本番の前にやっておくことが大事だということですよね。
井上貴博キャスター:
エアコンは一つで冷房と暖房、あれだけ優秀な機能を兼ね備えているということですね。
萩谷麻衣子 弁護士:
あとは故障したものを修理するか、買い換えるかというのは悩ましいところですね。
ホラン千秋キャスター:
タイミングですね。どれぐらい使っているか、とか。
井上キャスター:
新製品は省エネ性能が高いですよ、とかね。