北海道で起きた10台が絡む事故。現場から逃走した男が逃げ込んだのは3キロ離れた工場でした。

工場の敷地を走る容疑者の男。すぐ後ろには複数の警察官が追いかけます。そして、およそ30秒後、男は警察官に取り押さえられました。

建造物侵入の疑いの現行犯で逮捕された北海道・恵庭市のパート従業員・今北知宏容疑者(33)。なぜ、今北容疑者は警察官に追われていたのか。

25日午前9時半前、恵庭市の国道36号で、車10台が絡み、2人がけがをする多重事故がありました。今北容疑者は、この事故のきっかけを作った疑いがもたれているのです。

多重事故は、道の駅「花ロードえにわ」のそばの片側3車線の直線道路で起きました。今北容疑者は車を暴走させ、まわりの車に次々と衝突。車を乗り捨て、現場から逃走し、最終的に現場からおよそ3キロ離れた工場に逃げ込みました。

事故からおよそ2時間半後、工場の防犯カメラには今北容疑者の姿が。しばらく逃走を続けますが、最後は警察官が追いつき、後ろから取り押さえました。

警察の調べに対し、今北容疑者は黙秘しているということです。