そして…
宮崎大学医学部寄生虫学分野 田中美緒 助教
「サバはこれからが時期になってきますし、実際、漁獲の時期と合わせて秋冬、冬季にアニサキス症が多い傾向がありますので、これからは注意したほうが良いと思います」
多いものだと1匹のサバあたり、500匹以上のアニサキスを確認できることもあるのだそう。
アニサキス症が多い傾向がある冬季は、特に注意が必要で、正しい方法で予防に努めてほしいと話します。

宮崎大学医学部寄生虫学分野 田中美緒 助教
「アニサキスの誤解で一番多いのが、よく噛むとアニサキスは死ぬというのが、かなり多くの方が信じているんですけど、かなり固いので人の歯で噛んでちぎれることはまずないです。
また、酢でしめても、塩漬けにしてもアニサキスは生きていますので、ちゃんと処理しないとアニサキスは生きています」
【アニサキス食中毒の予防方法】
▽加熱する(アニサキス幼虫は60℃では1分で、70℃以上では瞬時に死滅)
▽冷凍する(―20℃で24時間以上冷凍すると死滅)
▽新鮮な魚を選び、速やかに内臓を取り除く
▽目視確認を徹底してアニサキスを取り除く
▽内臓を生で食べない※一般的な料理で使う程度の量・濃度の塩、わさび、酢などでは死滅しません。

















