先輩たちから引き継いできた7年の研究。時にはつらいことも

このプロジェクトは飼料の価格高騰から畜産農家を救うため、食品廃棄物を再利用する『エコフィード』でエサ代を低コストにしたいというのが始まりでした。

ところが「エコフィード」は、栄養が偏るなどの懸念もあるため、細かい管理が必要です。

先輩たちから続く開発の道のりでは、様々な壁に突き当たりました。

岩村さん「(先輩たちの実験では)子ブタが死んでしまったり、失敗してあまり育たなくなったりしたブタもいたので、辛かったと聞きました」

研究を始めてから7年。

様々な難題をクリアし、回収している約20種類の食品廃棄物から独自の配合割合を導き出した岩村さんたち。今は安定してブタを育てられる飼料作りができています。

市販の飼料だけで飼育していた頃と比べると、1頭あたり2万円以上のエサ代が削減できました。

エコ飼料で育てたブタは『シンデレラ ネオ ポーク』と名付けられ、地元の物産展などで販売されています。

畜産科3年 養豚プロジェクト 髙口真子さん「脂も甘くて、普段自分たちが育てているからかもしれないですけど、他の肉よりもおいしく感じます」

「養豚プロジェクト」のゼロ・エミッションに終わりはありません。続いて目を付けたエミッション…それは「ブタから出る廃棄物」でした。